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せかいのおわり

DVD
メーカーポニーキャニオン
カタログ番号PCBG-50884
発売日2006年01月27日
定価3990円
せかいのおわり
 

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ピックアップレビュー

せつない

「火星のカノン」の風間志織監督の最新作。日常な事件と会話の中に、厚みのあるキャラクターを彫りこむ繊細さは、さらに磨きがかかっていますね。永遠に片思いの関係を描かせたら、彼女はホント上手い。自分に自信をつかめない女の、フラフラした気持ちがうまく描かれているなぁ。と男の私が思ってみたりする。 個性的なバイプレーヤーたち(高木ブー、田辺誠一、小日向文世など)に囲まれて、小さな「せかい」は、せつなくも楽しい。中村麻美演じる、強気だけど方向の定まらない女と、彼女にホイホイとついて行ってしまう幼なじみの男。二人の掛け合いと、繰り出すギャグがどれも絶妙。幼なじみだからこそできる、ひどいイタズラの数々。主人公のふたりの関係も切ないのだけど、最強に切なかったのは、店長だね。ラスト近く、慎之介がキレて暴れまくる。そんなところに、帰ってきた店長が、慎之介を引き寄せ、キスするというシーンが、もう胸がしめつけられように切ない。店長をひょうひょうと演じる長塚圭史がイイんだな。 いつだって、帰れる場所がある。幼なじみの男は、いつだって彼女を温かく迎え入れる。ちょっとイタズラしても、バカって言っても大丈夫。そんな気のおけないヤツがいるから、彼女は冒険できる。肉体関係もなく、離れるわけでもなく。何となくユラユラと、つかず離れずのふたり。本当は自分のことが好きなんだろう。そんなこと、分かってるんだよ。 せかいのおわりが来たら、本当の気持ちを伝えるけれど...。 わたしたちのせかいは、絶えず崩壊し、そして再生する。おわりのむこうにあるはじまりに、あかるいひかりをみいだせますように。以上、風間志織監督の言葉です。ということは、この映画は反戦映画でもあったのか...。

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